「自律と自尊を育む環境」
「一人一人の育ちを見つめ、自ら育とうとする子どもたちを支える環境」
「気づき、考えて、表現できる環境」
「『やってみたい、してみたい』と子どもたちが感じる環境」。
その基盤となるのは、安心感と居心地感。
子どもたちが安心して遊びや生活して過ごせるように、
まずは職員一人一人が「丁寧な保育」を心掛ける。
4月の研修では、「丁寧な保育とは?」職員と考える機会をもった。
保育室についても、NPO国際臨床保育研究所の勝山結夢先生の助言のもとに、
今年度は保育室を更地にし、子どもたちの遊びを主に、玩具や棚を整えた。
生活と遊びを通して、子どもの育ちを支える
生活と遊びを振り子のように、行ったり来たりしながら、
子どもたちは心と体と頭を自分で育てていく
乳児保育、幼児保育それぞれの課題に向けて走り出した。
乳児保育では、「一人一人を大切にする保育を目指して」
➀居心地の良さ②いつも変わらない③一人一人がしっかり遊んでいる、
まずは3つの視点を再確認することができた。
人的環境が創り出す安心感や居心地の良さが、次への子どもたちの興味・関心を広げ、
様々な環境へ自ら働き掛けていく、主体的で対話的な深い学び(アクティブラーニング)
へと進んでいく。
幼児保育では、「サークルタイムを深める」をテーマに研修を行った。
「言葉の大切さ」「自分なりに言葉で表現する大切さ」
「言語処理能力には、個々に違いがある」
「いかに子どもたちから会話を促すことができるか」
(保育者が一方的に話すことではなく)
応答的に「聴く」ことが大切であることを学んだ。
普段自分が使っている言葉たちを無意識から意識のなかに、
専門職のスキルが発揮される。