「ちいさな手とおおきな手のぬくもり」
今日は全クラスで夏まつりをしました。
コロコロ(冬2)、的あて(冬1)、さかなつり(秋1)、ふね(秋2)、ウォータースライダー。年中児と年長児は、小さな子たちを招待し、お店やさんになりきって、それぞれのお店でおでむかえ。
年長児の看板は自分たちが描いた今日の日付とメッセージ。
夏祭りへの思いが伝わってきます。
「さあ、夏祭りの始まり」「わっしょい!」
年中児と年長児の「いらっしゃいませ」の大きな声が響き渡る。
最初は年少児を招待しました。
不安な顔を見せながらもしっかりとお兄さんとお姉さんの手をしっかり握りしめる年少児。
傍で見守りながらさりげなく声をかける、困った顔をしたときは
そっと手伝ってあげる年中児と年長児。
その優しさとたくましさの中で年少児の笑顔が増えていきました。
「かきごおり、何の味にする?」
「めろんといちごとぶどうがあるよ」
「こんどはこっちだよ」
「さかなつれたね」
「かきごおり、おいしいね」相手に共感し、寄り添う姿がすてきでした。
1・2歳児は、保育者についていきながら、それぞれのお店で楽しみました。
船に興味を持つ子、普段と違う環境で不安になる子、戸惑う子、滑り台(ウォータースライダー)に興味をもって「やってみたい」と挑戦する子。
魚つりやさんで魚をつったあとはドヤ顔でお兄さんとお姉さんの顔を見上げる。
「お兄さん、お姉さんつれたよ」その目線から言葉はまだ上手に話せないけど十分に気持ちが伝わる。
魚をつっている子をまってあげる年中児のやさしさ。
子どもたちはお兄さんやお姉さんや先生たちの姿をよく見ている。
人は認められたり受け止められることで自尊心が芽生えます。そしてその自尊心はやがて自制心に。認められたり受け止められる、そして待ってもらう経験が次のステップへつながっていく。
1・2歳児や年少児と話そうとするときは、目線を下げ相手の目線に合わせる年中・年長児。「素敵です。」異年齢の交流によって、1・2・3歳児は年中児や年長児に「憧れと優しさ、大事にしてもらえた経験」を、年中児・年長児は1・2・3歳児から「人のためにすることで充実感と満足感、幸福感を、そしてお兄さんとお姉さんになった自分に誇りと自信をもたせてくれた」互いが共に成長する。
保育者と子どもたちと一緒につくってきた時間が、心と心を一つにし、
2学期へとさらにステップアップさせる。
子どもたちの姿に感動した夏の時間になりました。